2019/04/15

司馬遼太郎は俗受けを狙った低次元な嘘つきでしかない

 (司馬遼太郎氏、山田洋次氏ら年上世代の知識人の限界は、最後に天皇制回帰してしまう思想的脆弱さが限界と述べるツイートへ)
自分が少し読んだ限り、司馬遼太郎はインテリゲンチャではない。通俗的な歴史小説家。正史を大変歪め俗受け目的で語っているし、それは天道の是非を問うた史家・司馬遷とは非常に遠い態度でしかない。もし彼まで知識人に含めてしまったら大抵のサブカル芸人もインテリになってしまうし、混乱を招く。
 例えば慶喜は坂本龍馬の名前は明治以後まで聴いたこともなかったと公伝で自ら語っているし、そもそも将軍職に就く前提に大政奉還を考えてから就いたといっている。家康が興した幕府を自分が倒す覚悟で就いたと。その後の土佐藩建白云々は全く大政奉還の動機と関係がない。しかし司馬は平然と嘘をつく。これはごく簡単な歴史学的な誤りの1つだが、単純ミスとはいいがたいほど司馬の歴史解釈は無数に歪みまくっていて、まず歴史とはいえない代物である。小説だから当然といえるかもしれないが、俗人は史書と小説の違いなど認知するほど賢くないのだから、NHK大河ドラマが嘘だらけなどと気づかないのだ。
 現に、世俗的には知識人の一人といわれているだろう茂木健一郎氏は、司馬良太郎の小説を史実だと思い込んでいて、坂本龍馬を偉人扱いしている。外患誘致罪、内乱罪、共謀罪など遡及処罰抜きでも死刑相当の大罪を積み重ねていた現実の脱藩浪人をどうして美化できるというのか。彼が脳の専門知等に一般人より遥かに秀でているとしても、小説を現実と信じるのがもし知識人ならその僭称は誠におこがましいのではないか。
 それに、『長州の天皇征伐』を書いてテロで捏造した明治以後の日本政府やその背後にある天皇制の欺瞞を説いたり、北海道独立論(アイヌ革命論)を唱え民族自決を勧めていた太田竜みたいに、年上世代の知識人でも反天皇の立場だった人はいる。

※このブログURLは2019年6月8日に
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