2019/03/21

内向的な人は既存SNS上に居場所を見つけがたく田舎で孤独な楽しみをもつ方が良い

アメーバピグという匿名・偽名SNS、自分は2011年の大震災の中で、現地の情報を伝える手段として選び、中で色々な啓蒙活動を行っていたのだが、殆どの人達は被災地に興味などなく逆に犯罪行為を日常的に行っていた。中には被災者でありながら他の被災者を誹謗中傷して遊んでいる人物がいて驚いた。2ch(5ch)やアメーバピグという2つのサイト、そしてツイッターを観察してきた限り、日本人一般は、『菊と刀』の恥の文化論で知られている様、罪悪感というものが希薄で、社会から個人特定され集団制裁されない限り、匿名・偽名条件下では容易に群れて犯罪行為をする誘惑に先ず抗えないらしい。
 糸崎公朗 (@itozaki)氏はYouTubeチャンネルやツイッター上で、ソクラテスやラカンの概念を紐解きつつ、実名顔出しの現実的な存在として矢面に立つ覚悟で言論・表現活動をするのが貴族にとって自由に伴う当然の義務だという旨を述べている。「自由権を行使するなら必ず自らその責任を取らねばならない」。インターネットによるコミュニケーションが始まってまだ歴史が浅く、1999年5月に2ch(5ch)が始まり20年程度しか経っていない。その中で匿名・偽名系のサイトが日本国内の犯罪の温床となってきた事実は、日本人の集団制裁的な恥の文化と匿名・偽名系サイトの相性の悪さを実証していると私は思う。
 裏を返せば、個人特定が前提になったSNS上で、日本人特有の匿名・偽名犯罪が不可能なのは、フェイスブックやツイッターで部分的に実証されている。そこで悪意ある振る舞いはそもそも周囲の目があり難しいのみならず、実際行っても容易に個人特定されるので、規約に照らしてBANされるからだ。日本社会・日本人集団に特有の倫理規範の分析。これは社会学の領域なので専門にしている人達が更に研究して欲しいが、ルース・ベネディクトの時点で「(周囲の目による)恥」という集団制裁が彼らの行動規範になっていると考えられていた訳で、このことは現状も変わらないと思う。良心は希薄なのだ。日本国内のBBS(電子掲示板)やSNS等のインターネットコミュニティがこの国民性・民族性の良い点を伸ばし、悪い点を抑える様に作られるべきだとすれば、「恥」を感じさせる監視的な実の個人特定性を持たせるべきだといえる。つまり現状、フェイスブックが最善で、2ch(5ch)が最悪だといえる。
実の個人特定性が高い順(実名顔出しに近い人が多い順)で仮に配列すると、
Facebook>Tiktok>Instagram>YouTube>Twitter>ブログ>Ameba pigg(2019年で終了)>5ch(2ch)
となるのではないか。そして凡そこの順で恥を感じさせるため日本人で悪事する人が少ないのではないか? Facebookグループを利用してサロンコミュニティを作っているインフルエンサーらは、通常のフェイスブックより更に特定の個人接触の頻度が高い条件を作っているので、この論旨によれば極めて合理的で、悪意ある人が介在し辛く、日本人集団の間でさえ日々建設的なやりとりができるのではないだろうか? 「リア充(リアルで充実の略)」と「コミュ障(コミュニケーション障害の略)」、「陽キャ(陽気なキャラクター)」と「陰キャ(陰気なキャラクター)」という単純な対義語で、社交・内向の各々の性向をもつ人々は、SNS・BBSを使い分けてきた。ところが上記の理由でこれらのSNSには基本として社交的な人が有利な条件がある訳だ。現実には内向的な方がIQが高かったり他人の気持ちを読み取る能力も高い傾向があるので、社交的な人より商売に向いていたりリーダーシップの面でもしばしば成績がよかったりする。つまり、現状SNSは社交的な人が個人特定コミュニティで人気になり易い一方、内向的で能力の高い人は偽名・匿名コミュニティで悪意ある人々の生贄にされ易い。内向的な人(故に友達は少ない)が個人特定可能な条件で、善意の人達に囲まれる、という場所は既存のサイトでは先ず存在していないのである。
 サトシ・カナガワとノーマン・リーは2016年の論文(Norman P. Li, Satoshi Kanazawa "Country roads, take me home… to my friends: How intelligence, population density, and friendship affect modern happiness" 2016)で、多くの人々の幸福さは田舎(低人口密度)に住むほど上がり(つまり社交頻度は不幸を生み出し)、知的な人ほど友人といない時の方が人生に満足しているという。これは社交的な人の悪徳がもたらす負の影響によると思う。社交的な人は他人の気持ちを読み取る能力がより低く、それによって他人を傷つけたり空気を読まない傲慢な自己主張をし易く、目立つインフルエンサー(ネット芸人)となってIT企業の客寄せパンダになっている。しかも鈍感なほど高い頻度の社交でも他人の痛みを感じづらいので、東京に集まり易い。
結論を言うと、
1.匿名性が高い日本人コミュニティほど犯罪率が高くなる傾向があるので近づくべきではない(荒らしの嗜虐快楽に使われている)
2.内向的な人はネットでも居場所は見つけがたいので少数の友達とやりとりするか田舎で孤独を楽しむ方が良い
3.将来、内向的な人の為の実名SNSができるかもしれないが、そもそも高い知能(恐らく特別な知能)をもつ人はそれに劣る友達から学ぶこと少なく、他人の気持ちが分からない社交的な人と接する害は大きいので、実現しづらい(私的な連絡や、閉鎖的サロンの様な形になるだろう)

※このブログURLは2019年6月8日に
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