2019/03/04

立憲枝野氏による比例代表区の統一名簿拒否は、他の野党を支持する有権者の利益をなおざりにする寡頭政の意図か

単純に私には分からないので肯定・否定する前提なく聞くのですが、「比例区の統一名簿拒否」が、自公政権を倒す為に最も有効な手段になる理由はなんですか?
 思うに、立憲支持者らの中には、他の政党との差異化(差別化)をはっきりすることが、結果的により理想的な政治を実現する方法だ、と考えている人がいる様に見えます。他方で、ある学者の方が比例区の計算から、統一候補を出すと立憲以外の野党に有利なので立憲単独議席増には拒否すべきといっていた。他の野党に有利な政策を拒否する、というのは、上述の寡頭政の態度であって、他党を支持している「国民全体」の利益をなおざりにするに過ぎないから間違った考えと私にはいえます。他党との差異化をはっきりする必要がある、というのが、比例区の統一名簿を拒否する合理性として残る可能性だと思うのですが、比例統一名簿を肯定したとしても、自民党支持者からいずれかの野党により多く票が流れるだけなので、立憲党の独自性は薄れないと私は思いますけど。
 私もこのモーメント(「枝野代表はなぜ政党の離合集散を頑なまでに拒否するのか? 」)見ました。リンク先のこの枝野氏の講演(2018年11月25日、成蹊大学政治学研究会主催講演会)も全編聴きました。それで以下の様に考えました。まとめると、「(小選挙区で)枝野氏か安倍氏かで選べといわれると、国民は実績のある安倍氏を選んでしまう。無理筋だ」と感じました。枝野氏の講演中、「一旦作った政党を再編・合併などを繰り返すと、国民側が混乱して、安心して政権を任せようと思えなくなる」という趣旨の部分は、一理あるとは思いましたが、ただ日本政治の過去の実績からいうと、自社さ連立政権・鳩山連立政権など必ずしも二大政党的ではない政権交代もありました。細川内閣の方がよいたとえだったかもしれません。自民党以外の政党はわりと柔軟に再編を繰り返しながら、しばしばあるいはまれに政権を担ったことがある、という話です。細川内閣(日本新党・日本社会党・新生党・公明党・民社党・新党さきがけ・社会民主連合・民主改革連合)、羽田内閣(新生党・公明党・日本新党・自由党・民社党・社民連合・改革の会)、村山内閣(日本社会党・自民党・新党さきがけ・(自由連合))、第1次橋本内閣(自民党・社民党・新党さきがけ )、鳩山由紀夫内閣(民主党・社会民主党・国民新党)、菅内閣・野田内閣(民主党・国民新党 )などです。
 それでこのモーメントにある講演中では、私が読んだ範囲では比例区統一名簿についての枝野氏の意見は、「連立政権を否定しない」「但し立憲と他党の統合・再編はしない」というものの様である。つまり、比例区統一名簿を拒否する理由にはなっていないと思います。

※このブログURLは2019年6月8日に
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