2019/03/18

謙虚な人は少ない

成金や皇族は単純に自分の独占権がふえるのを喜んでいたのだろうが、一度その状態になってしまうとプロスペクト理論から転落の恐怖で保身しかできなくなり、普段の生活が贅沢なので何をしても敵を作ってしまう。刺激の閾値から一定限度以上の収入は幸福感に直結しない。挙句慈善で罪滅ぼしを始める。
 人間本能には嫉妬があると線条体の反応から分かってきたので、貪欲な人達が不道徳というのはやはり間違いない。SNSで顕示的消費を地位財の誇示にしている有名人らは、他人を羨望させる愉悦に耽っていると同時に、彼らの転落を望む見る側の憎しみを買っている。
 もしSNSの正しい使い道があるなら、質素さや慎ましいくらしを他人に知らせ、他の面で尊敬すべき点があっても嫉妬を買わないことにある筈だ。だがこの謙遜はSNS上で一般的ではないから、もともと謙虚な人柄は少ないのである。日本人だから当然の様に謙虚だ、というのが思い込みで、それは少数者なのだ。

※このブログURLは2019年6月8日に
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