2019/02/05

尊敬に値する最低条件について

僕は金儲けに興味がない。それは金儲けが卑しいことだからなのだろう。金儲けが卑しいのは自己利益のため有限の資源を寡占するからだ。
 金をもたないほどその人の人格は優れている。人は金の為でなく、どれだけ無償で他者に尽くしてきたかのみで最後の審判を受ける。この審判結果が死後の名誉であり、その人の最終評価だ。生前搔き集めた金は死後、誰かのものとなるからだ。
 人はどれほど大金を独占しても尊敬されず、また寄付のつもりで大金をばらまいても与えられた人にとっての羨望緩和措置にしかならず、必ず周囲にねたまれる。いいかえれば商人は他者との関わりで幸福になれない。これが大金持ちが自尊感情を満たすべく慈善事業に手を染めだす理由で、はじめは他者から敬われたいという利己心から行う偽善なのだ。イエスが商人へ全財産の寄付を勧めていたのは最小資本という清貧さが他者からの尊敬を受け得る最低条件だったからだろう。

※このブログURLは2019年6月8日に
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