2019/02/11

共和党立党論――平成末の国政において新統一政党たる共和党をつくる為の建言

日本の多数政治は、ほぼ完全に衆愚政と呼ぶべき状態で間違いなさそうだ。そこに改善の余地も希望も見当たらない。衆愚の側は利己心に耽り、多数派同調バイアスや正常性バイアスで違憲立法や不正行政を連発する独裁者安倍晋三氏の肩をもつばかりか、政権交代を恐怖し、更なる悪政を後押しする始末だ。震災と原発事故、菅直人氏の暴走という3つの偶然が重なったことを民主党の責任にしたてあげ、正常性バイアスで愚民を騙し、自らの独裁政治による不正をごまかす安倍氏による詭弁。腐敗した一党支配を維持する為、愚民に同調できる程度の詭弁を弄するとは、言語道断。又この程度の詭弁で簡単にだまされ、自民党の寡頭政治を安易に正当化してしまう愚民の側にも重大な責任がある。この国の愚民と呼ぶべき国民の質にして、この独裁者あり。改善の余地なし。
 ​日本の多数政治は、ほぼ完全に衆愚政と呼ぶべき状態で間違いなさそうだ。そこに改善の余地も希望も見当たらない。衆愚の側は利己心に耽り、多数派同調バイアスや正常性バイアスで違憲立法や不正行政を連発する独裁者安倍晋三氏の肩をもつばかりか、政権交代を恐怖し、更なる悪政を後押しする始末だ。
 同調目的の衆愚政(アリストテレスでは国政politeiaに対する民衆政democracy。多数派が公益に対して私利をはかるという意味を強調する為、善い多数政治としての共和政republicに対して、ここではよりわかり易く、悪い多数政治として衆愚政mobocracyの語を使う)、自民党の寡頭政、安倍晋三氏の独裁政として、多数政治、少数政治、単独政治の全面で堕落しきっている平成末の日本の政治は、およそ世界史上でも最悪の状態を表しているといっても過言ではないだろう。これこそ最悪政治kakistocracyと呼ばれる状態の一つの典型になるよう私には見えるし、世界史もそう評価する様に思う。
 さらに悪いことに、平成天皇が違憲立法を全議員に忖度させ、全会一致の幻想で退位法を立法させてしまっているので、天皇大権が事実上復活し、国民の代表者である安倍氏のさらに上位に、国民主権の法治体制を実質的に破壊する無法者の天皇が人治・超法規的に君臨し統制不能な世襲の独裁政となっている。
 日本の国政は平成末よりどう転んでも堕落はできないだろう。裏を返せば、今が最悪の状態な以上、国民の中に一人以上、公益を私利より優先する者がいれば、少なくとも改善の余地があるともいえる。その代表者が、専ら政権交代を主導する小沢一郎氏だといえるだろう。但し、多数者が堕落した衆愚であって、自民党による寡頭政を望み、さらにその寡頭政の内部でも安倍氏の独裁政を望み、その安倍氏という独裁者が平成天皇による違憲立法下での無法な政治を望むという連鎖は、衆愚自身によっては断ち切れないだろう。天皇含む全衆愚を外部から統制する必要がありそうだ。
 野党がどれほど偉大な革命家を有していても、国民一般の側が結束主義的な集団浅慮に陥っている場所では支持されず、政権をもてないからだ。内政干渉はある堕落した国政を内部から否定的に評した言葉で、外部統制がそれを外部から肯定的に評した言葉といえる。
 今日、天皇や安倍氏を含む日本国民一般が数多の不正に対し全体主義的自己正当化に耽る傾向があり、彼ら自身の反省は難しく、制度の自己改善は困難と思われるので、良識的日本人らは米国、韓国、中国、北朝鮮、ロシア、中華民国、或いは国連などに直接働きかけ、外圧で国政の悪を正すべきと思う。わが国法には刑法81条に外国の武力行使を助けた際に死刑を求刑する外患誘致罪がある。しかし、自由な言論を用い、諸外国の立場から国政を論じることについては、各国法に倣うことになっている。したがって諸外国の立場から国政の異常を批判することが、最も合理的で最も端的に衆愚の不正を暴くと思う。
 古代ギリシアのアテネで多数政治がペロポネソス戦争の敗北を経て、隣国であったマケドニア王国に滅ぼされた経過は、ポリビオスの政体循環論に示唆を与えていると私は思うが、現実の衆愚政を脱却するには色々な手立てがありうるだろうし、必ずしも優れた単独者によるとは限らないとも私は思う。
 公徳、政治的洞察力という意味からいって、現状の全日本人の全政治家でそれが最高度なのは小沢一郎氏で先ずまちがいがないだろう。問題は彼が76歳と高齢であり、同時に天皇と衆愚側による冤罪が祟って未だ党勢が十分とはいえないことにある。小沢氏が新首相に就けば国政は正される。筋書きが必要だ。
 諸外国の自由言論の範囲から外圧で平成天皇と安倍氏による独裁政の腐敗を暴き、同時に、国内からは小沢首相による政権交代後の新政を着々と準備実行していくというのが、最も合理的で成功確率が高い筋道だ。寧ろそれ以外にこれといった道がない。恐らく日本人が賢ければそうなるだろう。
 現状で最も国政の妨げとなっているのは、立憲民主党首の枝野幸男氏が政権交代を実現できるほどのカリスマ性や英雄的資質をもっていないのにも関わらず、自らの立ち上げた新党党首の座にしがみつき、排他主義で野党の勢いを弱め、国政を正す大義に殉ずる気配がないということである。できるだけ早い時点で枝野氏の党を解散し、立憲民主党・国民民主党・自由党という旧民主党の分裂状態を解消し、その他の少数政党と全面的な選挙協力を行いつつ、政権交代後に共和政を執る統一政党をつくりなおす必要がある。この際、法治主義に基づき天皇大権を否定し国民主権をとりもどす必要がある。したがって退位法を違憲立法審査にかけ、摂政の立場に皇太子を置くか、皇室典範自体を憲法改正によって退位可能に変えるか、さもなくばこの改憲の際、皇室自体を制度的になくし、今後は民間の宗教法人として扱うか、いずれかが必要である。この間に、秘密法や共謀罪といった違憲立法の審査も必要だ。
 新政党は共和党という名でいいと思う。共和政治は再公共を意味するrepublicの訳語だが、多数政治を常に公益の為に作り直すというニュアンスが込められており、現実にアメリカにも二大政党の一つとしてその名があるため、諸国の理解を受け易い。また天皇発の公的接受拒否事件から起きた大冤獄の暴政で分裂させられた、国民の主権から成る旧民主党勢力を、共に公益を目指す目的で再びまとめる意味でも正しい言葉の使い方と思われる。
 共和党首を小沢氏とし、幹事長を枝野氏とし、自由党、国民民主党、立憲民主党を統合する。この後、社民党、共産党、維新の会などの少数政党と、比例代表を含め全面的に選挙協力し、同時に自民党から反安倍政権の離党議員を厚遇条件のもと募集すべきである。と同時に、共和党は公明党には安倍政権の山ほどある不正をあげつらいつつ、これまで公明党が自民党安倍政権の悪政の片棒を担いできたことについて、一般の創価学会員や公明党員から取り上げた声の証拠を引き合いに責める。現状の悪政は公明党にも同罪があるのだと。創価学会員も大変悩んでいるのだと。かつ、政権交代後に、単なる党利党略を超えた世界の公益を図る政権運営を、共和・公明の両党で相互に矛盾なきよう最大限に数の上で協調的に行うとの公約を立て、共和・公明連立盟約を選挙よりずっと前に結ぶべきである。
 橋下徹氏についてだが、この人物の私徳に落ち度があるのはみな知っていることだ。しかし彼はテレビ等での発言を通じたかなりの大衆扇動能力があるので、政権交代までに世論を作る段階で役に立つ、と小沢氏は考えているよう、私には見える。しかし橋下氏が国政の中で力をもってからの負の影響として、私徳(少なくとも性的潔癖さから遠く、慰安婦に関する歴史認識が甘いということが過去の発言から明らかになっている)に欠けた人物が上位者に就くと、単に国内風紀に悪い模範としての影響があるのみならず、国際問題の種火が広がり易い。副作用を考慮すると、猫の手を借りるよう橋下氏を共和党の中に位置づけるのは、国政にとって新たな憂慮をふやしてしまうともいえる。よって、橋下氏の扱い方は慎重を要する。できたら彼には民間のタレント系弁護士という立場から、共和党の支持者となってもらう方が長期的に賢明かもしれない。