2019/01/27

竹中平蔵氏に宛てた平成経済政策の批評

小人は利にさとり、君子は義にさとると孔子がいいましたが、同一賃金同一労働という名目で、正社員を非正規待遇にすげかえることで給与を削り、更に人材派遣会社の利権が膨らむしくみですよね? フランスの正社員率は9割、日本はあなたの政策で非正規が4割。なぜみなを豊かにしない方に考えるのです?
 株主資本主義の追求で極限まで人件費を削り、労働者の犠牲のもと株主利益を上積みする、という方針なら、消費者が死んだ日本市場に誰も生き残れない、少なくとも不況を脱せないと思いませんか? 国民全体が豊かになる方に導きさえすれば、1億以上の人口を抱えたこの国はもっと成長できていたのです。
 貴方がた米国追従の自民関係者達は、日本に貧富の差をもちこんで、貴方がたが強者の立場から弱い者いじめをしてきました。国税や国民貯金をたらふく食べた経団連大企業は肥え太り、実質所得ばかりか生活保護さえ削られた国民は貧しくなりました。国際競争力という名の少子化で、この国は亡びつつある。
 貴方がたの死後も我々はどこかでこの国の名義を背負って何とかやっていくしかないのですが、平成時代に竹中さん達がなさったことは大いなる失政だったと思いますよ。政府に格差拡大を唆し私腹が肥えるよう政商された竹中さん一代はよかったのでしょうが、残ったのは貧困問題と国有企業の残骸ですから。
 日本企業ETFをGPIFと日銀に買わせ、日経平均株価を国税と国民貯金で釣り上げ、同時に移民導入や長時間労働の拡大で人件費を削り、好景気と偽装するというアベノミクスについてなんですが、結果は企業の競争力の減退と、更なる貧困の蔓延ですよね。おまけに政府と経団連の癒着を通じ原発公害も拡大。
 竹中さんは大企業に有利、国民全般に不利となる政策を結果的に推進してこられたと私は思うんですが、経済は国民なり人類が需給を合理的に満たす手段であって、企業がいくら栄えようと国民が貧困化したら経済は回らないんです。しかも、安倍さんが日本企業を国有化してしまい国際競争原理が働かない。
 平成時代の経済構造と財政の両面に残っている新自由主義政策の傷跡が余りに深すぎ、何から手をつけて治療していけばいいか分からないほどなんですが、とりあえず、格差拡大をいくら続けても、与沢翼氏のよう無税国家に金持ちは進んで逃げてしまいますし、国の発展になんの意味もありませんでした。
 円安誘導でトヨタら一部の多国籍企業から多額の献金を受け、安倍さんは長期独裁が叶いさぞお喜びでしょうが、日本経済の7割を占める内需企業は苦しむ一方です。国民を虐げる独裁体制に何か意味があるか。自民党ネットサポーターズクラブからの洗脳が解けた後、貧しくなった自分達を鏡で見るだけです。
 トリクルダウン理論の失敗が明らかになった時点で、竹中さんは民間議員から撤退すべきでした。こうして私のような一国民からくどくどと失政責任を追及されるのは、逃げ遅れたのだと思います。今後は平成を反面教師に、格差縮小し、国民自身の豊かな家計消費に基づく好況な経済を目指したいものです。

※このブログURLは2019年6月8日に
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